子どもがなかなか勉強しないと悩むママ、多いですよね。

どうやってモチベーションを上げたらいいのか、つい

「勉強しなさい!」

と叱ってしまったり、逆に

「できたらご褒美あげるよ!」

と約束したり、

その声かけ、実は子どものやる気を育てるにはどちらが効果的か知っていますか?

内発的動機と外発的動機とは?

  • 内発的動機
     子ども自身が「知りたい」「できるようになりたい」「楽しい」と感じて、自発的に行動する動機のこと。

    例えば
    • 「新しいことを知るとワクワクする!」
    • 「この問題、どうやって解くんだろう?」
    • 「もっと絵が上手く描けるようになりたい!」

外発的動機
周りからの期待や報酬によって動く動機。

例えば

  • 「テストでいい点とったら遊びに行ける」
  • 「親に怒られたくないからとりあえず勉強する」

どちらを意識するべきか?

子どもが「全く勉強しない」と悩んでいるとき、どうしてもご褒美や罰など「外発的動機」に頼りがちです。
でも、外発的動機だけに頼ると、「ご褒美がない」「怒られない」とすぐやらなくなってしまうことも。

外発的動機は短期的には効果的ですが、ご褒美や叱責がなくなるとがんばれなくなることも多いんです。

内発的動機を育てることが長続きする勉強への原動力につながります。

具体例

外発的動機だけ意識した場合
「テストで90点取ったらゲームを1時間していいよ!」と約束しても、ゲームという報酬がなくなると勉強に対する意欲は下がります。
とはいえ「まったく机に向かわない…」という場合は、始めのきっかけとして外発的動機を使うこともOKです。

ただし、「最初はきっかけ、次第に内発的動機へつなげる」が大事です。

内発的動機を育てる声かけ例

  • 好奇心や「できた!」をしっかり認める(結果よりもプロセス)
  • 子どもの話に耳を傾けて「あなたに興味があるよ」と伝える
  • 問題の解き方や学びの面白さを一緒に発見する
  • 子どもの「なんで?」「すごい!」に一緒に反応してあげる

発達段階による使い分け

小学校低学年:まだ内発的動機が育ちにくい時期。
外発的動機づけを上手に使いながら、少しずつ「できた!」という達成感(内発的動機の素)を味わわせることが大切です。

小学校高学年〜中学生:「なぜ勉強するのか」を考え始める時期。
外発的動機も時には必要ですが、自分の興味や将来の夢と結びつけた内発的動機づけがより効果的になります。

高校生以上:基本的に内発的動機づけが中心になりますが、受験など明確な外的目標がある場合は、外発的動機づけも有効です。

まとめ

勉強しない子どものやる気を育てるには、
外発的動機(報酬や叱責)も使いつつ、内発的動機(やりたい気持ち)を育てることを意識するのが効果的です。

どちらか一方だけではなく、子どもの発達段階や性格、状況に応じて両方をバランスよく使い分けることが大切です。

【最初は小さな外発的動機でスタート】→【少しずつ「知る楽しさ」「できる喜び」に気づかせる】=内発的動機を引き出す
こんなサイクルを意識するのがおすすめです。

「やらされる勉強」より、「やりたくなる勉強」に!まずは子どもの「なんで?」「楽しい!」を大切に声かけしてみてください。

内発的動機が育つと、子どもは自分から勉強に向かうようになりますよ。

ぜひ親子で一緒に「勉強が楽しい!」と思える工夫をしてみたらいかがでしょうか!?

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