学習指導要領の「生きる力」という言葉をご存じでしょうか?
これは、私たちの子供たちがこれからの変化の激しい社会を生き抜くために必要とされる力を指しています。
新学習指導要領とは
文部科学省が定める学校教育のガイドラインであり、約10年に1度改訂されます。
これは、社会の変化に合わせて、子供たちに、新しい時代を切り拓(ひら)いていくために必要な「資質・能力」を育成するためのものです。
「生きる力」とは
「知・徳・体のバランスのとれた力」
変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力の知・徳・体をバランスよく育てることが大切
1、確かな学力(知)
基礎、基本を確実に身につけ、いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力
2、豊かな人間性(徳)
自らを律しつつ、他人と共に協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性
3、健康・体力(体)
たくましく生きるため健康で過ごすことや体力をつけることなど
「生きる力」を育む3つの柱とは?
1、知識及び技能
各教科等に関する個別の知識や技能などであり、身体的技能や芸術表現のための技能等も含む。
基礎的・基本的な知識・技能を着実に獲得しながら、既存の知識・技能と関連付けたり組み合わせたりしていくことにより、知識・技能の定着を図るとともに、社会の様々な場面で活用できる知識・技能として体系化しながら身に付けていくことが重要である。
2、思考力、判断力、表現力
問題を発見し、その問題を定義し解決の方向性を決定し、解決方法を探して計画を立て、結果を予測しながら実行し、プロセスを振り返って次の問題発見・解決につなげていくこと(問題発見・解決)や、情報を他者と共有しながら、対話や議論を通じて互いの多様な考え方の共通点や相違点を理解し、相手の考えに共感したり多様な考えを統合したりして、協力しながら問題を解決していくこと(協働的問題解決)のために必要な思考力・判断力・表現力等である。
特に、問題発見・解決のプロセスの中で、以下のような思考・判断・表現を行うことが重要である。
・問題発見・解決に必要な情報を収集・蓄積するとともに、既存の知識に加え、必要となる新たな知識・技能を獲得し、知識・技能を適切に組み合わせて、それらを活用しながら問題を解決していくために必要となる思考。
・必要な情報を選択し、解決の方向性や方法を比較・選択し、結論を決定していくために必要な判断や意思決定。
・伝える相手や状況に応じた表現。
3、学びに向かう力、人間性等
・主体的に学習に取り組む態度も含めた学びに向かう力や、自己の感情や行動を統制する能力、自らの思考のプロセス等を客観的に捉える力など、いわゆる「メタ認知」に関するもの。
・多様性を尊重する態度と互いのよさを生かして協働する力、持続可能な社会づくりに向けた態度、リーダーシップやチームワーク、感性、優しさや思いやりなど、人間性等に関するもの。
こうした資質・能力については、学習指導要領等を踏まえつつ、各学校が編成する教育課程の中で、各学校の教育目標とともに、育成する資質・能力のより具体的な姿を明らかにしていくことが重要である。
その際、子供一人一人の個性に応じた資質・能力をどのように高めていくかという視点も重要になる。
まとめ
新学習指導要領が目指す「生きる力」は、単なる知識の習得だけではなく、子どもの全人的な成長を支援するものです。
家庭でも、お子様の主体的な学びや、他者との関わり、健康な心身の育成をサポートしていただくことで、学校教育との相乗効果が期待できます。
「生きる力」について
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo10/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/12/17/1286933_4_1.pdf出典:文部科学省資料
出典:文部科学省ホームページ